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もっと厳ついヤツ

最後の活躍を見せる30系のうち、最後まで残ったステンレス車は3093。
実のところ3093は車両の経歴を見ると面白いものですが、外見的には「なんの変哲もないごく普通のステンレス車」でした。
しかし…昔は一風変わった外観の編成もいましたし、今回はそれをご紹介。

IMG_7209.jpg
3093と違って正面と側面の接合部の柱に何もない車体、一回り大きい前照灯のケース、幌金具の留め具が貫通扉の周りに…
と、こんな感じのすごく厳つい外観の3060はなんと1973年製造。新30系グループの中でも最初に製造された5両のうちの1両です。

車体は万国博世代の30系と同様の構造で、前照灯のケースは万国博世代車同様に白熱灯タイプが奢られていますが、中の電球はシールドビームタイプへと改造されています(3059・3559は白熱灯のまま廃車時まで使用されました)。
最大の特徴である幌金具留め具は新造当初は3059の中間に入っていた名残りで、これが3060を印象付ける重要なパーツでしたね。
あと、1973年製造の30系(3059・3359・3459・3559・3060)に共通して、外釣り式の貫通路妻引き戸が設けられていました。
開けようにもとにかく重く、特に走行中は風圧も相まってか、本当に開けにくかったです。

しかしながら新30系でも最初期に製造された車両がそう長生きできるはずがなく、試作車の32601が入ったことによって2009年3月に3059が廃車された1年後、量産車の32602が入ると同時に3060も廃車され、前面に幌金具留め具が付いた厳ついスタイルを持つ30系は過去帳入りしました。

3060が消えたのも、もう3年も前の話。
今は30系そのものが消えようとしています。時の流れとは本当に早いものですね。

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